ホームページ制作と多様性

「多様性」
テレビではSDGsの特集や活動が日々紹介されるようになり
多様性という言葉が本のタイトルに並び始めた。

このムーブメントは今後加速すると思います。
では、フリーランスにとってこの「多様性」はどのように影響していくのでしょうか?

多様性はクリエイティブの盲点をなくす

会社で働いていると、どうしても画一化が避けられない問題があります。
これは組織が新しい人材を雇用する際に、どうしても自分に近い人間を気に入ってしまうからです。
仮に、若く斬新な発想ができる人材が入ったとしても、その組織に馴染んでいきます。
社内で異端として生き続けることは強いプレッシャーとなり
会社の風土や思考にアジャストしていくのが人として自然です。

つまり、組織の中で「多様性」を生み出すのはとても難しいことだと思います。
「チームランス」という面白い仕組みがあります。

これは、フリーランスのクリエイターが案件毎に集まりチームを組んで仕事をする形式です。
僕は3年ほど前からこの形式で働くことが増えました。
webサイトを作る場合は最小で2人
最大で10人近くのチームになることもあります。

フリーランスのチームは互いが雇用関係が無いので
独自の文化や風土で発想したり意見をしたりします。

性別や年代もバラバラですが、フラットな議論が可能なメンバーが多くいます。(逆に序列を気にしすぎる人はチーム戦には不向きだと思います。)
この仕組は「多様性」が保たれます。
更に、お互いの職域を越境することで、より自由で幅広い発想を得ることも可能です。
ただ前提として強い信頼関係が必要ですが

 

多様性は失敗を防ぐ

多様性を保つことで、失敗や盲点を無くすことができます。
優秀な人をたくさん抱えている組織でも大きなミスが起きることがあります。
この原因の一つとして「全員が似たタイプの優秀な人間」だったという点があります。

つまり全員が同じようなスコープでしか問題点を照らすことができないので
その外側の問題に気づけないわけです。

富裕層が貧困層の生活をどれほどデータで調べたとしても
実際に貧困を体験した人の現場のリアルな視点はクリティカルな指摘や課題点に気づくことがあります。

僕らの仕事に当てはめるなら、
多種多様な経歴のチームを組み、議論をすることで盲点に気づき失敗を未然に防ぐことができます。
性別、年代、学歴、職歴
できるだけバラバラにすること。

デザイナー、ブログラマー、ディレクターだけではなく
動画クリエイター、編集者、コピーライター、マンガ家、ブロガー、ライター、カメラマンなど
多くの仲間と日々交流し柔軟な思考を保ち続けることが大事です。

僕の家には4歳の娘から70歳のおじいちゃんまでいます。
もちろんですが同じwebサイトをみても感じ方が全く違います。
この感じ方の振り幅を理解し意識しつづけることが重要だと思います。

 

 

これからフリーランはどのように多様性を活かすか?

これから多様性はCSRのような組織や団体にとってステータスの一つになると考えられます。
そしてただ見せかけの多様性ではなく、本当の意味で多様な生態系を維持できる組織は非常に強い力を発揮します。

フリーランスにおいても、世代、国籍、性別を超えて
相互理解を深めることで強いチームがどんどん生まれると思います。

ただ、多様な人が集まって仕事をする場合
「接点」のホスト役が非常に重要です。

様々な職域を理解し文化や多様性自体について深く勉強していること
トラブルの種を未然に感知し対処する。
定期的にコミュケーションが円滑になるような仕組みやきっかけをつくる。

そういったハブになる人がいることで多様性が保たれます。
そしてそのような役割の仕事が今後より重要になってくると考えます。

 

 

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