モンブランが九州ADCアワードで賞を獲った話


僕が、はじめて九州ADCアワードを知ったのは2013年でした。
当時、広告代理店で働きはじめて3年目。
仕事にも慣れてきて苦しさの中に楽しさを感じるようになってきた頃でした。

会社の先輩達と一緒にアワードに行くことになりまして。
当時はまだウェブ関係の作品はほとんど出てなくて
ロゴ、ポスター、パッケージなど
グラフィックの作品が中心でした。


福岡アジア美術館のホール一面に並ぶ一流の仕事の数々

「あぁ〜自分はちっぽけな存在だなぁ〜」

と感じたクリエイターは僕だけじゃなかったはず。

そして、そのきらめく仕事の中から様々な賞が選ばれます。
華やかな舞台で名前を呼ばれるトップクリエイター達の姿は
どこか違う世界の出来事のようでした。

 

 

 

そして時は流れ、2021年


僕は、フリーランスになり、
たくさんの仲間に恵まれて、決して自分だけではつくれないようなウェブサイトをクライアントに届けることができるようになりました。

そんなときに、
「熊本で九州ADCアワードが開催される」
という話を聞いて

応募することにしました。

昔の自分だったら
「有名になりたい」
「持て囃されたい」
みたいな気持ちで応募してたかもしれませんが

いま、チームで仕事をするようになってからは
「関わってくれたクリエイターの人たちの仕事を見て知ってほしい」
という気持ちが一番大きかったです。

才能に恵まれ、努力をおしまず、謙虚に仕事をする人たちに
もっと光があたっていいとずっと思ってました。

そして、ズートリッパー以上に応募してほしい会社があったわけです。

そう、それはモンブラン。

 

 

 

えぇ〜あんまり興味ないなぁ〜


モンブランのボス 竹田(TAKETA)さん。
まったくそういった賞レースに興味がない男。

案の定、興味を示さないボス。

しかし、長い間ボスを観察してきたノダは知っています。

「竹田さんは3回お願いすると聞いてくれる」

3回目のお誘いのとき、ついに
「チームのみんなのためになるなら応募してみようか」
とついに動きました!

 

 

 

部門賞をとってしまった。

なんと、、、ウェブ部門で松下組さんのウェブサイトが大賞を獲ってしまった。。。。

さらに、モンブランの関わった仕事が応募総数1097点の中からトップ100の中に4点も入ってました。

僕も関わらせて頂いたヒゴワンさまのサイトも入ってました!

こんなにクレイジーなサイトが評価されるとは!嬉しい!

 

 

 

モンブランはNO BORDER

 

ずっとモンブランを観察してきた僕が思うにモンブランの武器は
「キャスティング力」と「風土」だと思います。

人と人は数字のように簡単に足したり引いたりして答えがでません。

1+1が10にも100にも、もしくはマイナスになることもあります。

大賞を受賞した松下組さんのチームは素晴らしいキャスティングでした。

 

企画とコピーは福永あずささん
福永さんが企画で入ると、定型化しやすいウェブサイトに物語が生まれます。
それはクライアントの物語であり、コーポレートサイトの理想的な形のひとつだと僕は思います。(なので初めて松下組のサイト見た時はすごく感動しました)

写真は穴見春樹さん
僕も何度か仕事でご一緒したことがあるんですが、柔らかくて優しい雰囲気や構図は
すぐに「穴見さんだ!」と分かるくらいカラーがある方です。
その魅力はInstagramを見るのが一番はやいと思います。
https://www.instagram.com/harukianami/?hl=ja

ロゴは杉村武則さん
そして、極めつけは今回松下組さんのロゴでベストナインに選ばれた杉村さん。
僕が語るのは、おこがましいくらい素晴らしいデザイナーさんです。
ぜひWorksをみてほしい!!
https://www.oval.work/

 

その他にも、ウェブデザイナーやコーダーなど
モンブラン内外の人たちがたくさん関わって生まれたサイトです。

「同じチームを呼べば近いサイトがつくれるんじゃ?」
って思った人もいるかも知れません。

そうじゃないんです。

良いチームは、良い風土が無いと生まれないんです。

モンブランは、業種も年齢も元請け、下請けも関係なくて
すごくフラットでボーダレスな風土があります。

誰が偉いとか、誰がすごいとか
そういうのは置いといて
「人と人」できちんと繋がってる人ばかりです。

そういった風土なので、さらに人が集まり
強いプロジェクトチームが次々誕生し良いサイトが生まれているんだと思います。

 

 

 

竹田さんに聞いてみた。

なんかここまで書いてて、竹田さんの教祖感がすごく出てきたので
リアルな部分を聞いてみることにしました。

 

Q01
年収はいくらくらいですか?2000万くらいですか?

A01
そんなにもらってるわけないじゃん(笑)
僕がもらうよりもWHITEBASEやタッキューみたいな色んな面白いことに使ったほうがいいからスタッフとそんなに変わらんよ(リアル年収を聞いたら、まじであんまり変わらなかった)

 

Q02
仕事は好きですか?死ぬほど働いてますか?

A02
いやーもともとすごく怠け者なので、自分で自分の尻叩きながらやってます。
徹夜とかは絶対しないし、基本土日祝は休むよ。

 

Q03
仕事をする上で気をつけてることはありますか?

A03
常に実験をすることだね。
プロジェクトチームに新しい才能を加えてどんなものが出来上がるかをチャレンジすることが大事だと思います。
それを繰り返すことでキャスティングの引き出しが増えるよね。

 

Q04
尊敬している人はいますか?

A04
JAMの小山田さんです。
僕がこの業界で何者でもなかったときから良くしてもらってて、モンブランを立ち上げてからもお世話になってます。
仕事のやり方や考え方はかなり小山田さんの真似してるよ(笑)

 

 

 

現場からは以上です!

コロナではじめてのオンライン開催になった九州ADCフェスティバルでしたが
表彰が終わりじゃなくて、今後もオンラインで作品が見れるので九州最大級のクリエイター図鑑が出来上がったことになります。

新しい仕事仲間、新しいコミュニティ
それらが今回のコンテストをきっかけにたくさん生まれると思うとわくわくします!

開催していただいた関係各位のみなさま
本当にありがとうございます!

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