誰も知らない熊本動植物園の魅力。

うほうほ!
もうすぐ次女が生まれるズートリッパー野田です。

いつ生まれてもおかしくないので、休日は近場をウロウロする毎日。
そんな時にちょうど熊本動植物園が土日限定無料開演されるとのこと。

僕にとっては幼い頃から通った場所
さっそく家族で行くことにしました。

 

 

 

史上最大のふれあい

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この日、小動物たちは人生で一番ふれあいを求められた二日間だったろう。
通常主役である、ライオンやシロクマといった一軍選手が休場している今。
時代は彼らのものである。
延々と続く行列の先に、状況を把握できず戸惑うヤギと目があった。

 

 

 

 

 

にわとりにもあたる光

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僕はこの日はじめて知った。
動植物園でニワトリゾーンがあることを。
信じられないことに、そこも盛況だった。
だって庭で飼えるトリだぜ!
改めて見るとかっこいいニワトリの魅力に気づいた子どもたちが
キャッキャッ騒ぎながら鶏を指差している光景を見て
「諦めなければいつか認められる日がくる」
と勇気を貰えた気がした。
(アイフォン越しのニワトリの顔はどことなく自信に満ちあふれていた。)

 

 

 

 

全然関係ない話ですが
おふくろは僕の結納の時に、
嫁側の親戚の前で烏骨鶏のことを「コケッコッコ」と言った。

 

 

 

 

 

 

 

悲劇のバイキング

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昔、兄の友人に「ミッチー」という変わったヤツがいた。
小学校の頃、兄とミッチーと僕と数人の友人で動植物園に行った。
そして、バイキングに乗ることに。

 

兄はミッチーに「滑り台みたいなものだから」と言ってミッチーを乗せた。

 

そして悲劇は起こった。

 

徐々に左右に振れ始めるバイキング
僕はミッチーのとなりいた。

 
ミッチーは人相が全く分からないくらいギュウギュウに目をつむって
「ぎゅうぅううゥゥゥうぅゥゥゥっ!」
と奇声を発していた。

 

子どもながらに僕は
「やばい!ミッチーは死ぬかもしれない」
と思った。

 

兄は笑っていた。

 

走り出したバイキングは止まれない。
加速する振り子にミッチーの恐怖はマックスだ。

 

 

「きいゃあああああああぁああああ!!トトトトメロォオオオオ!!!」

 
無駄に高いオクターブで叫び続けるミッチーにまわりの乗客も笑いをこらえていた。

 

 

そして、永遠にも感じただろうバイキングが終わり
下り際にスタッフの人から一言
「きみ、女の子みたいだったね」

 

 

数分後、
「もう一回乗ろう」
と行った兄貴にブチギレて走って家に帰ったミッチー
今どこで何をしているんだろう。

 

そんな、思い出いっぱいのバイキング

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跡形も無くなっていた。
個人的にはこれが一番寂しかった。
あのいつ壊れてもおかしくないギシギシという音が好きだった。

 

 

 

 

世代を超越したプレイランド

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動植物園のプレイランド。
何がすごいかというと、息子が乗っているこのロボット。
同じくらいの歳に僕も乗っているのだ。

 

終わった後に鳴る
「バイバイマタネッ!バイバイマタネッ!」
というロボ声がなった時、
大好きだった親戚のじいちゃんばあちゃんと行ったプレイランドを思い出した。

 

 

 

乗り物の料金もめちゃくちゃである
30円で乗れるかと思えば200円だったりする。
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半分以上が故障中で、おそらく今後なおる見込みも少ないだろう。
修理する人もほとんどいないだろうから、すっごい貴重なんじゃないだろうか?
と思う。

 

 

 

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引退した過去の子どもたちの夢の住人も傍らに佇んでいた。
この中の数台は乗った記憶があるから懐かしさが止まらない。

 

 

 

 

 

味のあることの強さ

僕は熊本動植物園の魅力は、この”どローカル感”だと思っている。
「大人も子供も楽しめる!」なんて使い古されたコピーでは言い表せない

 

・今にも壊れそうなジェットコースター
・なぜチョイスした?と立ち止まる動物たち
・20年前からタイムスリップしてきたようなフードコート
・レトロを越えてコレクションレベルのプレイランド

 

そして何より
「じぶんが子供の頃に笑った場所で、息子が笑ってる」
それが何よりも魅力だと思うんです。

 

イノベーションは大事だけど
できるならリノベーションで
古きを残しつつ価値を高めていってほしいなと思います。

 

ほんと動植物園が無くならなくてよかったな〜

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コメント

    • しのざきおさむ
    • 2017年 2月 28日

    いやぁ、行ってみたいと思いました。
    カッコイイ。シーソーはここの山鹿支店か?とゆーくらいカッコイイ。色使いがめっちゃPOP。マイファーストソニーを思い出した。

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