最近の若者は。

最近の若者は、
おもしろい。

僕は、ことし35歳になる。
もう、おじさんだ。
前髪の心なし元気がなくなってきた。

しかし、この仕事をしていてとても大事な
「感性」まで元気がなくなったとき、僕の収入は限りなくゼロに近づくだろう。

それは、こまる。
とても、こまる。

そこで、つねに気をつけていることがある。

「すべての世代とコミュニケーションをとること」だ。

 

 

こどもの感性


まず、おもしろいのが「こども」
想像の外側から発想がとんでくる。
時にその発想の矢は僕の頭と心に刺さって
「わぁ!」
ってなる。

ここで重要なのは
自分もこどもになりきることだ。

「はいはい」って大人の対応をしてはいけない。

こどもにとっては公園は魔王に支配された魔法の世界であり
棒は剣、水たまりは毒沼なのである。

その世界にログインすることで同じ目線になり
こどものクリティカルな発想の矢をいただくことができる。

 

 

若者の感性


最近の若者。
僕らの頃とは違うのだ。

なにが違うかっていうと
「尊い」のである。

最近、尊い若者に出会うことが多くて
水産系の研究をして環境問題のことを考える
地域活性を仕事にしている20代
スイスで農業を勉強しLATOで住み込みインターンしてるイケメン
カレーを売りながら全国を旅する青年

僕らの時代にも夢を追う若者はいたんだけど
彼らと僕らの違いが、主体が「社会」ということだ。

僕らの世代は「成功したい!」「金持ちになりたい!」「ちやほやされたい!」って人が多かった(今でも思うけど)
しかし、最近の若者たちは「社会を良くするために」やるべきことが目標になってる子が多い。

もう、尊すぎる。
みな、礼儀正しく謙虚で人の話を目を見てしっかり聞くのだ。
僕がフリーターだったころ、仕事を教えていた後輩は携帯をいじりながら聞いていたんだけど別の世界軸だったのかな?

彼らは失敗を怖がらない。
僕らの時代の失敗は彼らの時代ではリカバーできたり失敗の定義に入ってなかったりする。

これが、すごく面白いのだ。

「どうせ意味ないよ」とか「甘く見ないほうがいい」といったブレーキは僕らおじさんがかけてしまいがちなのだ。

例えば、僕らの時代はプログラミングを勉強したいって思ったら専門学校かスクールに通って制作会社で修行するみたいな発想だけど、今の時代、やる気があればyoutubeやコーディング学習サイトで勉強してネット上で仕事を受注して経験値を貯めることができる。

このやり方は従来よりとんでもなく早く習得することができる。
まさに高速道路だ。

 

 

 

若くない感性

では、僕ら世代から上の感性は枯れているのか?
いやいや。

そうではない。

年齢別に見ると若者のほうがマイノリティなのだ。
つまり、30歳以上の人の感性にヒットするアイデアを生み出さないと商品も広告も刺さらないということになる。

となれば、若者のフレッシュな感性にばかり刺激されていてはいけないのだ。

30歳以上とひとくくりにするにはあまりにも多様性にあふれていて
30代、40代、50代、60代〜と10歳年齢が変わるだけで感性が全く違う。

なので様々な世代の人の話をまんべんなく聞くのが理想だ。

すべての世代に同じ質問をすると面白い。
世代によってかなり変わってくるのだ。

例えば「あなたにとって仕事って何ですか?」みたいな抽象的なやつでいい
そっちのほうが答えがバラけて面白い。

 

 

感性に水をやる

さまざまな年代の人の話を聞き続けることは
感性に水をやるようなものだと思う。

同世代だけだと、どうしても
最近の若者は、おっさん達は分かってない
と管を巻いてしまうが

多様な年代の人とコミュニケーションを取り続けることで
年代ポジショントークをしなくなる。

ちなみに、僕の家では4歳の世界と70歳の世界が混在している。
その会話のなかで生まれる面白い掛け合いには感性が刺激される。

では、今日はこのへんで!

 

 

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