試合で負けたときの記憶は時間と共に薄れたり都合よく書き換えられたりする。
くやしい!
あの時、どうすればよかったんだろう?
そんな感情や課題は強くなるための一番美味しい部分だ。
冷める前に食べる必要がある。
つまり、試合からできるだけ早く練習にいくのが一番美味しい。
TATORUはコマ数が異常に多いので
試合の次の日でも朝から晩まで練習できるのだ。
もう1回戦で負けて元気な僕は行かない理由がない。
僕は、20:30からはじまるスパーリングをひたすら行うフリーマットに参加した。
そして道場にきてびっくりしたのが、
昨日試合に出てた人がめっちゃ来てること。
僕と違い、階級別+オープンクラス(無差別)に出場し一日何試合も戦った人も来てた。
みんな凄いし柔術ジャンキーだなーと思った。
先輩達に試合で負けたことを伝えると
励ましの言葉と同時にいろんなテクニックを教えていただいた。
その一つ一つが事前に知っていればもうちょっと良い試合ができただろうなと感じるものばかりだった。
柔術が「格闘技のチェス」と言われる意味が分かった。
打撃系格闘技よりもかなり知識量と強さが比例する。
勉強してスパーリングで反復する。
様々な展開をシミュレーションして無数のパターンを組み立てる。
TATORUで行っている。
ドリル→テクニック→スパーリングという練習の組み立て方はとても理にかなってるんだなと思った。
練習が終わったあと、
先輩の坂田さんから色々と教えてもらった。
坂田さんの説明はとてもわかり易くて僕に今必要なことを丁寧に教えてくれる。
ありがたい。。。。
「めちゃくちゃ説明が分かりやすいです!」
って伝えたら
「僕は才能もフィジカルもなくて、負けない方法をたくさん勉強したからかもね」
と返ってきた。
坂田さんは18キロも体重が重い僕がまったく動かせないし
簡単にスイープされてしまう。
こつこつと積み上げてきたものが実力になりフィジカル差を埋めてしまう。
坂田さんは柔術の面白さの体現者だなと思った。
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