AIにどこまでまかせるべきか?

最近熊本でもAIに関するセミナーや勉強会、コミュニティが増え始めている。

進化が止まらんなぁ〜と思いつつ、
その時代の変化を傍観するだけでは駄目なので当事者になるべく、この間クロスポイントにてセミナーに参加してきた。

僕の中で、他分野の世界に飛び込むのはフィールドワーク的な学びがあって好きだ。
これはカメラママン、編集やコピーライターさんの勉強会やコミュニティに参加した時も同じく楽しかった。

今年はAIについて、深く入り込んでいきたいと思う。

この日も60人近い人が集まっていて、注目度の高さが光っていた。
AIの活用方法も日々進化していて企画の壁打ちはもちろん、プレゼンのパワポも作ってくれるようになってるみたいです。
職種によっては、今までの作業時間が半分以下になった人もいるようで、
使いこなす人とそうじゃない人で雲泥の差が生まれるでしょうね。

AIは印刷や鉄道に並ぶような人々の働き方を変える時代の大きな転換期なのかもしれません。

そんな仲、僕が最近良く考えるのは
「どこまでAIに任せるべきなのか?」という問題です。

例えば、
恋人と別れるべきか?
こどもの名前はなにがいい?
会社の理念やMVV

重要な意思決定や自分で責任を取るべき問題に対しては、AIに選択肢を考えてもらうことは違う気がしています。
確かにAIに考えてもらい、その選択肢の中から「決断」をするのは自分の意思ですが、
言い換えればそれは、思考するというプロセスをすっ飛ばして決断だけをしています。

これを繰り返していると、思考する機会がどんどん少なくなり、自分で選択肢を生み出す能力が低下するんじゃないかと僕は思います。
その結果、よりAIに頼ることが増え、人生における重要な局面や、意思決定を委ねるべきではない時もAIに頼ってしまうAI依存症みたいな人が増えるような気がします。

僕らの業界で言うなら、
誤字脱字のチェック、プログラムエラーやコーディングチェック、デザインのズレや配色のミスなどにAIを使うのはとてもいいと思いますが
クリエイティブコンセプト、デザインの良し悪し、コピーライティングなどその会社をことをしっかりと聞いて、感じ、具現化する感性の部分をAIに頼るのはちょっと違うかなーと思います。

この辺はしっかりとお客さんのことを知って、調べて、今まで数え切れないほどのクリエイティブを見て作ってきた自分たちの感性で責任を持ってつくって決断する必要があります。道具と使い手の関係性を意識しつつ、主語がAIにならない制作者になれるよう勉強していきたいと思います!

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