世は大AI生成時代!
オールドホームページ制作会社にとっては大災害級のパラダイムシフトだ。
一方、新参制作会社にとっては強い追い風だったりする。
制作業界は大きな変化がよく起きる。
古くは携帯サイトの誕生。
テーブルレイアウトからCSSレイアウトへの変化。
FLASHの消滅。
スマートフォンの台頭。
などなど
しかし、AIの変化は過去最大だと思う。
制作業界の生態系をガラリと変えるほどの破壊力を持っている。
そんな時代に僕らはどうやって生き延びていけば良いのか?
ヒントは「伴走型」だと僕は思う。
前提からひっくり返る可能性
そもそも、ホームページ制作というスタイルが古くなる。
SNSが普及した時点で、認知のプラットフォームは分散されている。
つまり今までホームページで情報収集していた人がSNSにも流れることで相対的にホームページのインプレッションが減るということ。
さらに、最近は分からないことがあっても検索ではなくAIに聞くという行動へ変化している。
ということは「SEO」の有効性がすり減っていくということになる。
その結果、今まで指標であったPVやユーザー数なんかも役に立たなくなり、AIによる引用数といった新しい指標が灯台になるだろう。
ホームページは必要ないのか?
それでもホームページが必要ないわけじゃない。
要は点ではなく面で考えることが重要だ。
ホームページ、SNS、動画メディア、ブログメディアなど複数の組み合わせで認知のポートフォリオを組んでいく必要がある。
そしてそれらは作って終わりではなく、作ってからが重要になる。
つまり育てていく必要があるのだ。
この「育てる」ことがかなり難しくて、ほとんどの事業者の方がうまくいかない。
伴走者の必要性
僕自身ホームページつくるだけじゃお客さんのためにならんなぁ〜という思いが年々強くなっていった結果、つくったあとに伴走するようになった。
最初はブログの企画を一緒に考えたり、そのうち社外広報としてブログを書き始め、気づけば定例MTGやSNSの運用代行や広報戦略を一緒に考えて伴走するようになっていった。
その中にはAIをつかった更新作業や業務作業の効率化なんかもある。(小さなDXと勝手に呼んでる笑)
ブログを更新したり、SNSに投稿するといった行為は難しくないんだけど、これらの複数の行動を「継続する」のはとても難しくて自走出来ている人はかなり少ない。
そりゃそうだ。普段自分の業務で手一杯で繁忙期なんかはそんなことしている場合じゃない!ってなる。
そんな時に伴走者がいると時に励まし、代わりに更新したりとサポートし継続することができる。
AIで何でもできるようになるけど・・・
おそらく近い将来AIで中の上くらいのホームページも作れるようになると思う。
でもその頃にはホームページだけで勝負できる時代ではなくメディアミックスバリバリの複雑な広報活動が必要になるだろう。
どうすればいいかをAIに聞いていき、自走していくスタイルも可能だと思う。
でも、対象となる知識やノウハウが多様すぎてすべてをキャッチアップして進めていくのはかなりの時間と労力が必要になる。
さらにそういった複雑な活動を普段の業務をこなしながら継続的に行っていくには相当な精神力が必要だ。
なので「伴走型ホームページ制作会社」の需要が生まれる。
知識の多様性が必要性を生む
とはいえ、伴走型はAIにはない必要性を高めなければいけない。
知識の多様性が必要だ。
AIに「住宅会社のホームページはどうやってつくる」と聞けばそれなりの答えを出してくれるだろう。
おそらく平均的な回答としては一般的なディレクターよりも高品質な可能性すらある。
ただ、そこに専門性の高いデザインの知識や社会学、経営学、認知心理学。
地元の競合のネットには載っていない情報やニーズに沿ったクリエイターのキャスティング、クライアントに合った説明の仕方など
組み合わせによって付加価値を生み出すことができる。
つまり、これからの制作者は「制作」だけではなくAIと差別化できる多様でユニークなスキルセットを身につける必要があると僕は思う。
この記事へのコメントはありません。