「え?王様はだかじゃない?」
裸の王様という童話のなかで、
最初に王様が裸と指摘したのは街の悪ガキだった。
その他の人々は「同調圧力」で見えない服を見ていた。
「どうせ童話の中の話でしょ」
と切り捨てるのは簡単だけど
僕は決して童話だけの話じゃないと思う。
同調圧力は強力で、自分が正しいと思っていても主張できない。
たとえ王様が裸でも「透明の服」を作り出してしまうくらい強力な魔法なのだ。
面白い実験がある。
「質問し答えられなければ電気を流す」
というよくバラエティ番組である実験なのだが
実験されているのは「医者に指示され電流を流すスイッチを押す役目の人」だ。
間違える度に医者役の人が電流のボルト数を上げ、スイッチを入れるように指示する。
スイッチを押す人にはクイズに答えている人の顔は見えず声だけが聞こえる。
最初は低圧の電流で大したことがないが、どんどん電流を上げていき答えている人が
「ちょっと電流が強すぎる!もうやめてくれ!」
と懇願しても、医者の指示どおり電源のスイッチを押し続けてしまうのだ。
どんどん叫び声は大きくなり、
最終的には何も聞こえなくなっても3割程度の人が電流を流し続けてしまう。
人は環境や権力の前では比較的簡単に屈してしまう。
「この実験やめましょう」
その一言が言えない。
裸の王様で面白いところが
「悪ガキだけ」が裸と指摘できたところだ。
同調圧力は同系統の人たちの中で発生しやすい。
例えば日本人の中で発生する同調圧力のなかでも海外の人は普通に指摘ができたりする。
ここでは頭の良さはあまり関係無いと言われている。
上記の表が示すように、どんなに賢くても同じような系統の人があつまれば同じ視点が増えるだけで
広い視野は獲得できない。近視眼的になってしまう。
多様性が必要だ。
職種、キャリア、学歴、国籍、性別、年齢
様々な視点から意見を取り入れられる環境が理想だと思う。
それと同時に必要なのが「心理的安全性」だ。
どんなに多様なチームでも心を人質にとられているような状況では誰も意見ができない。
強いリーダーシップやエゴイズムは強い推進力を生むが、
時にまわりの人間に対して不安や同調圧力を生み出してしまう。
そうなるとせっかく多様な人材がそろっても意味をなさない(無知な集団化)
上下左右に自由に意見や指摘ができる環境が理想だ。
むしろ上は「ふむふむ」と意見を聞いて集約するくらいでいいのかもしれない。
僕はチームで働くことが多く、
多様な人達に囲まれて様々な視点から意見をもらうことが多い。
時にそれは業界外の人だったりクライアントだったりして
厳しい言葉をいただくことも多いけど多様な視点にさらされることで成長していると感じることが多い。
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