良いコンテンツの条件

ずっと「良いコンテンツ」ってなんだろう?
と自問自答してきました。

今日は、現時点で僕自身が思う
「良いコンテンツの条件」を書きたいと思います。

 

「そもそも」の視点

一番重要なのが
「そもそも課題は何か?」ということです。

この課題設定は「目的地」を決める行為です。
目的地が間違っていたらどんなに早い乗り物を使っても意味がありません。

「イシューからはじめよう」という本が一昔まえに流行りましたが
それに書いてあって、めっちゃ共感を覚えたのを覚えています。

ウェブサイトをつくる、コンテンツをつくる
という場面において、一番最初の課題設定は意外なほどに適当な場合があります。

「とりあえずリニューアルしてかっこいい感じに」
とか

「アクセスが増えればオッケー」
みたいな

そこをきちんと腰をすえてじっくりと考えるのが「そもそも」です。

その課題設定の精度を高めるために
「マーケティング」の知識や考え方が役に立ちます。

ターゲット
サービスの魅力や商品力
競合他社の状況
様々な要素を加味した上で
「課題」
を導き出します。

その結果、
「ウェブ以外で解決する」
という答えに帰結することもあります。

この課題設定力が低いと
ウェブサイト制作を依頼された瞬間に
「ウェブサイトをつくる」
という枠の中でしか考えることができなくなります。

そこで
「そもそも、今回はウェブがベストな解決策か?」
と一度スタート地点を疑うことが重要だということです。

 

 

企画。味を決める重要な要素。

さて、上手な課題設定ができたとします。
しかし、課題が分かっても動き出さなければ絵に描いた餅です。

実際、課題の整理まで出来ていても
「実行」に中々移れないクライアントも沢山います。
PDCAのP。つまりPLANが浮かばない状態です。

ここで重要になるのが「企画」です。
課題を解決するための方法を考えるターンです。

例えるなら、
次のデザインで料理の見た目を決まるのに対し、
ここで料理の味が決まります。

課題を解決するためには
どんなレシピでどんな味付けにすれば満足させれるのか?
それらを様々角度から試行錯誤します。

良いサイトは構成案の段階でワクワクします。
それは、その会社の良さや個性が表現されていたり、
ユニークな方向性だったり、課題に対しての解決策が見えるからです。

 

 

最後の仕上げ、デザイン。

課題設定→企画→そして最後の仕上げがデザインです。

人は視覚で料理を味わうというように
どんなに企画が面白くて有用でもデザインがひどかったり
ユーザビリティがボロボロだったら台無しになってしまいます。

ここでいう、デザインとは
単純な美しさやカッコよさだけではなく
ターゲットや課題に即した問題解決としてのデザインを指します。

例えば、スーパーのチラシや住宅展示場のチラシはごちゃごちゃして
デザイン的には美しくはないかもしれませんが
ターゲットの求める情報を限られた枠内で最大限表現しているという点では優れたデザインと考えます。

優れたデザイナーは、熱いコーヒーを飲むためのマグカップから取っ手を取ったりしません。
ウェブサイトに必要なデザインは機能美であるべきだとZOOTRIPPERでは考えています。

 

 

マーケティング✕企画✕デザイン=コンテンツ力

ざっくり言うと上記のイコールの総和がコンテンツの力だと僕は思っています。
最初の課題設定が間違っていると、どんな大きな数字を掛けても総和は0です。

この3つのトンネルが優れていればくぐる毎にコンテンツの魅力は増していきます。

 

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