ブランディングについて再勉強

この数年ウェブサイトをつくるだけじゃなく、もっと事業やサービスの根幹部分の話しをすることが増えてきた。
元々、ウェブ制作がメイン事業ではあったけど、この業界に入った段階からマーケティングにもすごく興味があり熊本マーケティング研究所さんの勉強会に参加したり本を読んだりと勉強をしていた。

勉強会の初期の段階では棟方さんという電通でバリバリブランディングをされていた方が先生をされていて、
そこでブランディングの面白さや有用性を知ることができた。
もちろんメインはウェブ制作なので、あくまで副次的な勉強ではあったけど、その後フリーランスになった後もマーケティングやブランディングの知識はとても役立った。

そして、業界歴が長くなるにつれ、仕事内容が徐々に変化していき、ただ制作をするだけではなく
課題抽出、課題解決法の模索、デジタルマーケティング戦略、広報戦略、新サービスのウェブブランディングなど
変化していった。

こうした仕事におけるスキルセットはデザインやプログラミングだけでは足りない。
マーケティング、ブランディング、経営学、認知心理学、行動経済学、社会学
様々な知識や観点から物事を分析し、思考する必要がある。

その中でも「ブランディング」は再度勉強する必要があると強く感じた。
特に僕がずっと抱えているテーマのひとつが
「中小企業のブランディング」だ。

大抵のブランディング事例は莫大な予算とリソースがある大手であり
フレームワークや理論もそういった企業を対象に構築されていることが多い

※ 日本のインターネット広告費シェア:「2023年 日本の広告費」(株)電通

でも、僕のお客さんは中小零細企業で、こういったお客さんがブランディングの力を使って成長するために理論をアジャストさせる必要があるのだ。
僕がブランディングを一番勉強していた15年前はまだTVCMが広告のメインストリームでやっと新聞に並んだ頃だった、もちろんAIは存在していなかったし、SNSも今ほど生活に溶け込んでいなかった。

この15年でこの状況は一変した。
そして中小企業にとっては強力な追い風だと僕は感じた。
SNSやAIを活用したブランディングはもちろん予算があるに越したことはないけど、以前のような大手だけの専売特許ではなく持たざる者の武器になりえると思う。

こうした新しく生まれたサービス、テクノロジー、トレンドを組み合わせて行くことで新しい時代の中小企業のブランディングやマーケティング戦略が構築できるんじゃないかと思ったのが、僕がブランディングを再勉強している理由だ。

これから勉強した内容を実業に織り交ぜ検証しスモールブランディングの理論をつくっていきたい。

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