地元のどんどや委員長になった話

PTA
懐かしい響きである。
小学生以来だ。

そんなPTAに自分が入ることになるとは。
広報、生活、ベルマークなど様々な委員会に分かれており、お父さんお母さんが希望の委員会へ振り分けられていく。
最初、できるだけ楽そうな理由で「どんどや」を希望した。(年に一回頑張ればいいだろうと思った)

どんどや委員会は人気で40人近くのメンバーがいた。(みな考えることは同じ)
そして初めてのミーティングでは「委員長」を決める。

委員長は大変そうだ。
僕は速攻でPC回りの作業を買って出た。
これで委員長の役回りは回ってこないだろう。

だが、委員長は決まらない。
重々しい空気、悠久の時間。

みな、忙しい合間を縫ってここに集まっている。
会場にイライラとした空気が流れる。

ファシリテーションしているPTA会長が何とか希望者を募ろうとするがうまくいかない。

僕はひとつ気付いた。なぜ誰もやりたがらないのか?
理由は「どんなタスクがあって、どのくらいの負荷なのか?」が明確じゃないからである。
安請負いをして失敗でもしたら自分だけじゃない子どもにも影響があるのが学校行事の恐ろしいところ。

役割が決まっていて安牌な僕はタスクの明確化するために質問をした。
PTA会長と意見交換をしている内に、委員長がやるべき仕事が明白になっていった。

そして、分担してタスクを振り分けることができれば、
委員長の負荷は大したことないことが分かった。

なんだ!簡単じゃないか!みんなで最高のどんどやにしましょう!

 

きづいたら僕は委員長になっていた。



 

どんどやの日が近づき、近所へお知らせする時期になった。
チラシやポスターを配布するらしい。
前年度のを見せてもらったら、学校でよく配布されるプリントっぽい感じだった。

どうせ作るならみんながテンション上がるやつにしましょう!!!

きづいたらポスターをつくっていた。



 

そして迎えた当日。

僕の想像を遥かにこえるバカでかい櫓をみんなで作った。
これが燃えるんか、、、危なくないんか?

 

ズゴゴゴゴゴゴ!!!
ちょっと引くくらいの火柱と熱風、轟音ッ!
どんどやは凄まじい迫力だった。

 

「ぱぱすごい!」
と息子に言われ、パパがつくったわけじゃないけど
「だろ?」
と言った。一応委員長だしいいかなと。

 

 

子どもが楽しめるイベントもしました。
仕事仲間の岡本さんからアームレスリング台をお借りして「鬼アームレスリング」という不思議なアクティビティを開催したんですが、
おもったより盛り上がってよかったです。

 

昼には立派な櫓も跡形もなく灰になりました。
一瞬で燃え上がる美しさと儚さがどんどやの魅力なのかもしれません。たぶん。

すごく盛り上がって、子どもたちも喜んでくれて、
一緒に頑張った保護者の方とも仲良くなった僕は、
帰り際にPTA会長に「来年も委員長いかがですか?」
と聞かれ

「いいともー!!」

と令和では誰もしらない切り返しで約束した。
なんだかこのまま子どもたちが卒業するまでどんどや委員長な気がする。

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