僕はフリーランスです。
つまり、「個人」事業主。
ですが、すごく沢山のコミュニティに所属しています。
どのくらい多いかと言うとこんな感じです。
・モンブラン
・熊本マーケティング研究所
・タッキュー
・MONSTAR
・光進会(空手道場)
・TATORU(ブラジリアン柔術)
・LATO
・電子ビジネス専門学校
・WHITEBASE
・くまweb
それぞれのコミュニティは、年数回みたいなコミット具合じゃなくて
毎月、多いところだと毎週何かしらのタスクや交流があります。
「そんなに増やして意味あるの?」
「疲れないの?」
「時間がいくらあっても足りない」
とか、言われることもありますが
個人的にはめっちゃメリットがある生き方だと思ってますので解説していきます。
横断した仕事が生まれる
例えば、熊本マーケティング研究所で知り合った人がWHITEBASEに来て仕事が生まれる。
電子ビジネス専門学校で教えてた生徒がくまwebに入社する。
光進会のPVをMONSTARの仲間である中川くんに依頼する。
LATOで行うマルシェのPRをタッキューのメンバーにお願いする。
などなど
複数のコミュニティを横断して沢山の仕事が交錯しています。
それはウェブ制作にとどまらず、動画、PR、イベント、リクルートなど
どんどん広がっていってます。
知識や考え方
一人もしくはひとつのコミュニティにだけだと、
どうしても考え方や知識が偏ってしまいます。
僕は、ウェブデザイナーになって1年目から熊本マーケティング研究所さんでマーケティングの勉強会に参加しました。
そこでは、当時クリエイティブ業界ではあまり話されないマーケティングやブランディングの議論が活発に行われており、デザイナーのコミュニティだけでは得られない知識や考え方を身につけることができました。
逆に、マーケティングのコミュニティにだけ参加している人はロジカルシンキングに偏りすぎてデザイン思考的な考え方ができなくなってしまうので複数のコミュニティを横断して多様な考え方にふれることが大事だと気付かされました。
また、専門学校で非常勤講師をすると20歳前後の生徒の考え方や感性にふれることができますし
LATOさんで開催されているマルシェのお手伝いをすればイベントの裏側や出店しているお店の方々と仲良くなって飲食や雑貨の世界の知識を得ることができます。
タッキューでYouTuberみたいなことをすれば「テロップにされるためにはどんな発言をすればいいのか」と考えるし
MONSTARでカメラマン、動画クリエイター、コピーライターなど他分野の方々と働いて、呑んで、議論すればウェブ制作の幅を超えた考え方や知識が身につきます。それはディレクションをする上で非常に役に立ちます。
また、最近TATORUというブラジリアン柔術の道場に通い始めたのですが
空手とは違う面白さや文化があり、そこに集う会員さんたちも非常に興味深い人がたくさんいます。
柔術という格闘技がめっちゃ面白いのはもちろんですが、
歯医者、バー経営、自衛官、税理士など様々な職業の方おり、下手な異業種交流会よりもよっぽど有益なつながりや面白い知識が増える場所だなと思います。
好きでつながる関係は強い
手当り次第に色んなコミュニティに参加するのはおすすめしません。
自分が興味があり、必要性を感じて、好きでたまらない。
そんな分野のコミュニティであれば、そこに集う人たちと強い信頼関係が生まれます。
結果的に、それが仕事につながることもあります。
でもそれはあくまで「目的」ではなく「結果」です。
自分の仕事の契約を増やしたり売り込みをするすためにコミュティに入ることは
むしろ、そのコミュニティの雰囲気を悪くし自分の評判も落とすことになります。
重要なのはつながりの「数」ではなく「強さ」です。
強いつながりは掛け算になる。
長くコミュニティに参加し強いつながりが形成されると
様々なコミュニティを横断的につなげてシナジーを生み出すことができるようになります。
それは各コミュニティの特性を理解し、互いが得する方法を考えることができるようなるからです。
大事なことは、起点が「自分のビジネスを上手く回すため」にならないことです。
「相手かかえている課題問題を解決するための手段」を提供することが起点です。
その結果、うまくいけば掛け算を生み出すことができます。
自分が得するためにコミュニティを利用することは
最初は良くても、そのうち信頼残高を使い果たして誰からも相手にされなくなります。
相談に乗り、真剣に考えること。
大事なコミュニティの仲間であれば当たり前のことをやり続ければ
ずっと強いつながりのコミュニティを維持することできると思います。
そしてそれはフリーランスが生きていく上で非常に大切なことのひとつです。
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