イカゲーム考察【ネタバレ】

Netflixで超絶ヒットしている話題の韓国ドラマ
「イカゲーム」
を観た。

この先、バチバチにネタバレしているので知りたくない人はブラウザをそっ閉じでお願いします。

 

 

結論から言うと、
カイジをベースに軽くSAWで味付けして隠し味にスターウォーズを仕込ませたような作品だった。

全体的なストーリーはカイジにかなり似ている。
借金を背負ったり、何かしら問題を抱えてお金を必要とした人たちを集めて繰り広げられるデスゲーム。
ゲームの内容は「だるまさんが転んだ」といった子供の頃の遊びだ。

この、子供の遊び×デスゲームというコントラストが残酷だ。
イカゲームは作品全体を通して、異質なものを組み合わせることで鮮やかにコントラストを生み出している。
参加者は学校で着るようなグリーンのジャージ、主催側の人間もビビットなピンクのセットアップだ。
ポップな表現や分かりやすいキャラクターなどマンガコンテンツから結構影響されているのかなと感じた。

例えば可愛さと残酷さのギャップは
「魔法少女・オブ・ジ・エンド」
とかに近い。

 

後半、金持ちが登場して、
橋を渡る参加者をゴールで観る演出は完全にカイジへのオマージュだ。(あえてオマージュと言おう)

また、非常に分かりやすく死亡フラグが立ち、分かりやすく退場していくキャラクターも
作品をサスペンス・スリラーからコメディへと昇華させている原因だろう。

また「悪の親玉が一番近くにいた」というSWAが発明した歴史的な演出も組み込まれている。
しかしジグソウほどのカリスマ性や哲学が無かったのが残念だ。

スターウォーズの伝説的な発明
「ダースベーダーは仮面を外すと父親だった」
という演出のオマージュもとても分かりやすく使われている。
分かりや過ぎて仮面を外した時にまったく驚きがなかった。
驚愕の表情で絶望するファン・ジュノに申し訳ない気持ちになった。
ごめん。

僕が好きなシーンは綱引きだ。
絶望的な状況をおじいさんとチョ・サンウの頭脳で乗り越える
更に、このシーンで初めてお互いに参加者を殺し合うという
「もう、後戻りができない感」が生まれた。

その後も絶望的かつゲスい展開が続く。
アリはマジで可哀想だった。
純粋なやつが退場する時は悲しいよね。

そして、飛び石ゲームというカイジの鉄骨橋渡りの盛大なオマージュが登場だ。
ちなみにここまでの5つのゲームで主人公は
「せんべいをペロペロなめる」というライフハックでしかほぼ活躍していない。

飛び石ゲームでも、最後列から安全に渡り終えてしまう。

そしてクライマックス
最後のゲームは作品のタイトルにもなっている
「イカゲーム」

一体どんなゲームなのだろう・・・・

僕の期待を裏切るように、
1ツイートに満たないほどの説明で突然ゲームが始まった。
全くルールが分からない!嘘だろ!?

特等席で観戦するセレブ達が
「ここが最初の山場だな。。。」
みたいなこと言ったけど、特に山場はなく
シンプルにステーキナイフで戦うという展開に。

おそらく、イカゲームはまだ人数が残ってると面白いゲームだったのだろう。
主催側の苦悩を感じた。

 

そして、勝ち上がり50億円くらいのお金を手にした主人公。
家に帰ると母親が冷たくなっているという無駄に鬱な展開
黒幕だったおじいさんに会いに行ったらゲームの途中で冷たくなる鬱展開。
ここで何も聞かずに母親が温かい手料理をつくり、
食べて時に感情があふれる演出があったら僕は泣いていたかもしれない。

そして、時は経ち

なぜか髪色を真っ赤に染めてCCBのドラムみたいになるソン・ギフン
あの髪色で父親が現れたときの娘の気持ちを思うと胸が痛くなった、飛行機に乗らなくて正解だ。
彼の魅力は黒髪で髭面の疲れたおじさんだからカッコいいのだ。

様々な謎を残したまま終わるシーズン1
きっとシーズン2もあるだろう。

たくさんの登場人物が退場していく中、悲しいエピソードは沢山あったけど
僕はまったくウルっと来なかった。
原因としては、アトラクション感が強くてアメリカのスプラッター映画を観ている感覚になったからだ。
登場人物全員が深そうでそうでもなく、ゲーム自体も哲学がありそうで特になく
物語の展開も予想を遥かに超えそうで超えなかった。

それでも先が気になって最後まで観てしまったので
アトラクションとしてはとても出来がいい作品なんだろうなぁと思う
粗探しや完成度は置いといて、コンビニで見つけた体に悪そうだけどうまそうなカップラーメンを食べるかのうように観るのが正解の作品だ。

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