ホームページ制作で独立してから結構聞かれるのがタイトルの質問。
「ホームページ制作って儲かるんですか?」
まず、そもそもの話なんですが
僕らのやっている制作業自体が低賃金の傾向があります。(特に地方は)
熊本の30代の平均年収はだいたい340~400万くらいと言われていますが
30代の制作業でその金額に達している人はかなり少ないと思います。
30代で300万以下の人もザラにいます。
でもこれは会社員の話で独立してフリーランスになるとまた話が変わってきます。
稼ぐ人は軽く年収1000万超えてきます。
しかし、当たり前ですが全く稼げない人は200万以下の人もいます。
なので儲かるか?儲からないか?という話になると僕は
「会社員時代よりは稼げるようになりました」と答えるようにしています。
正直ボロ儲けみたいなビジネスモデルではないと思います。
例えば家具職人が椅子をつくって売る場合
何脚椅子をつくっても椅子をつくるための時間は大きく変わらないと思います。
ホームページ制作も同様に基本的には毎回同じくらいの時間がかかります。
沢山数をつくればその分収入が上がりますがサボれば減ります。あたりまえですが。
もちろん一時的に年収が700万近くになることもありますが
外的環境の影響を大きく受けます。
例えばグーグルのアップデートでスマートフォン対応してることが重要だ!とアラートされるとホームページをリニューアルする人が増えて仕事が2倍以上になったり、大きな補助金が発表されたりすると同じくホームページを作る人が増えたりします。
そういった時期は「儲かる」って考えて良いかもしれません。
正直とても不安定な分野の仕事だと思います。
時代の流れが早く、次々と新しいサービスやトレンド、人材が生まれては消えます。
そのスピード感に追いつかれないようにしないといけません。
さらにフリーランスの場合、自分のポジションも年とともに変えていかないといけません。
ずっと現場でデザイナーをするのか?コーダーをするのか?
歳を重ねる毎に求められる役割も変わってきます。
とくにホームページ制作の世界はホームページだけでは完結しません。
様々なweb広告やSNS、動画サービス。
そういったトレンドも一通り理解し使ったことがないと制作者としては十分とは言えません。
50代になって最新のiPhoneを常に使い、Tik Tokやyoutubeのトレンドチェックして
フェイスブックで日常を投稿し、Twitterで愚痴って、インスタグラムにエモい写真を投稿する。
そんな50代って回りにどのくらいいるでしょうか?
そのくらいの歳になるとどしっと構えて経営戦略やホームページの軸を考えたり、長期間に渡るロードマップを作るような仕事にシフトしていく必要があります。
そういう意味ではホームページ制作は儲かるか?という質問に関しては
常に勉強をしつづけ、年代に応じた適切なポジションを自分で考え目指すことで儲かる。
というのが適切な回答かもしれません。
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